戦後ながらく障害者の福祉は「措置制度」のもとで行われてきました。
「措置制度」とは「行政がサービスの利用者を特定し、サービス内容を決定する制度」です。サービスの受け手となる障害のある人たち、あるいはその家族たちは基本的にはその決定を受けるだけで、「このサービスを使いたい」とか「ここの事業所を利用したい」という希望があっても、最終的には行政が決定する仕組みでした。
この時代には、福祉は「自分で選んで利用するサービス」というよりは「与えられるのもの」というイメージだったと言えます。
また、サービスの内容についても「施設に入るか、在宅で家族介護か」の二者択一、つまりバリエーションが少なかったこともポイントです。